多頭飼育崩壊と呼ばれる問題について調べてみました。

猫の多頭飼育

多頭飼育の問題って聞いたことあります?これまでの猫を巡る問題は、増えすぎる野良猫が課題でした。「TNR」と呼ばれる地道な活動の結果、全国的に殺処分される数は減ってきました。

 

一方で、家の中で沢山の猫を飼うのはいいけど、家の中で繁殖し過ぎたり、引き取りを断る事が出来ずに、自分が責任をもって飼育できる限度を超えてしまう状態が問題化するようになってきました。

 

住人が飼っていた猫は元々2匹でしたが、どんどん繁殖して40匹になり面倒を見きれなくなって飼育放棄していました。家の中で飼って「多頭飼育崩壊」と呼ばれる現象が日本全国で増えていると言われます

 

前々から時々聞いていた「猫屋敷」など、こういった多頭飼育の問題を抱えていたケースがたくさんあったんでしょう。

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30匹にまで増えた猫はうるさいし臭い

 

これは尼崎のとある住宅。その住宅に住む猫の数は、なんと30匹。自分たちはパンで済ませるといった貧しい食事に抑えて、猫のエサ代は月に10万円かかると言います。

壁が見えない程積まれたケージ。臭いも酷い。隣に住む人は、時期によっては鳴き声が凄いし、臭くて窓が開けられません」と言っています。

こうなれば、ごめんなさいねというレベルを超えていますし、大きなトラブルの火種です。飼い主は分かっているのでしょうか?

なぜこんなに増えたの?こうなるまでにどうにかならなかったの?と誰もが思う疑問でしょう。

 

断れない優しさが乗り越えられない壁を生み出す

 

飼い主は、限界を感じつつも人から頼まれたら引き取ってしまう。断れないと言います。捨て猫を拾ったり、人から貰ってほしいと言われたら引き取っている内に、家の中で繁殖したりしてドンドン増えていったといいます。

 

いくら猫好きでも、私はここまではなりません。まず責任を持って飼えないですよね。1匹が病気になったら他の猫たちに感染するという問題も無視できません。

 

そうしたら診療代だけで莫大な金額になってしまうので、病院に連れていけません。その時点で無責任で猫に申し訳ないと思うでしょう。

 

別の言い方をすると、猫を飼うには、飼い主が心地よく飼える状況が大事ではないかと思うのですよ。飼ってる方が、ストレスを感じたり、生じる問題に対応できないとなると、飼うことそのものがしんどくなります。

 

 

多頭飼育は結果的に猫も飼い主も不幸になる

 

多頭飼育をする人たちに気持ちは、分からなくはないです。もの凄く猫が好きという点では「素晴らしい」とは思いますが、色々な責任を負いきれないし、楽しみを通り越してしまっている状態ってどうなんでしょうね。

 

昔は猫好きな人の軒先に野良猫が来て、そのままエサをやって、エサを食べ終わったら野良猫はまた散らばってどこかに帰って行ってたものです。

 

しかし今は庭も無く、野良猫が堂々と棲める環境も無いので、猫たちを家の中に閉じ込めるしかないようになっていることが、多頭飼育崩壊現象に大きく関係しているように思います。

 

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