キャットフードは無添加100%ではない | 死んだ犬猫をバルビツール処理のあとレンダリングしてるかも

キャットフードに注意

アイキャッチ見て何のこと?と思われたかも知れません。

レンダリンクとは?

レンダリングは、アメリカの食肉加工業でできた言葉です。脂肪を溶かし精製して油脂にするというのがその意味です。

牛や豚などの家畜から食用になる肉類を取り除いてから、残りの部分を油脂や色々に利用します。

具体的にはレンダリングで次のようなものができます。

  • 食用加工油脂
  • 工業用加工油脂
  • 飼料用油脂
  • 有機質肥料
  • 飼料用タンパク
  • ペットフード

レンダリング工場で作られるペットフードの原材料

日本のペットフードは法律的な規制が殆どないため、何万頭という犬や猫などの死体が、他の動物と一緒にペットフードの原料にされています。

悪質なペットフード工場には次のような動物の死骸が材料になります。

  • 食肉処理で不良とされた汚染部
  • 車で轢かれて死んだ路上轢死動物
  • 癌をはじめ病気にかかった動物
  • 抗生物質の飼料をたっぷり食べた家畜

アメリカにはこういったペットフードのレンダリング工場が多いのですが、日本だって141箇所ものレンダリング工場があるようです。

動画でレンダリング工場の実際を見ることができます。ただし、小さなお子さんには見せないのはもちろんのこと、大人にとっても強烈な動画なので心臓の弱い方は見ないで下さい。

⇒ Animals & the meat grinder at the rendering plant

工場の床には何千~何万頭という動物(犬、猫含む)の死骸が積み上げられて、ミキサーの中で動物脂を搾り取り、肉骨粉も出来上がります。

アメリカでは狂牛病にかかった牛を材料としてペットフードが作られ、日本にも輸入されているのではないかと懸念されています。

それが事実なのかどうかは調べる方法はありませんが、法律的な制限がない以上安く手に入る材料を使い、美味しそうに見えるペットフードを作ることで利益が上がるので、添加物で美味しそうにごまかし腐敗を防いでいるとも考えられます。

家畜が死んだ時に解体処理で肉骨粉や油脂分(動物性脂肪)に加工してペットフードに入れます。ところが、アメリカのレンダリング業者は死亡した犬や猫をペットフードに使っていたことがわかりました。

それがわかってる愛猫家は、魚を原材料にしているキャットフードに変えたという事情があります。

原材料表示は80%まで(20%は表示しなくて良い)という抜け穴

1993年頃には多くのペットフードには、危険な酸化防止剤(BHTやBHA、エトキシキンなど)が普通に使われていました。

その頃には価格破壊の安売り合戦が行われ、その結果多くのメーカーや卸問屋が倒産していったのです。それを救ったのが、プレミアムフードでした。

良質なペットフードが生産されるようになってからは、1kgが1,000円以上の高価なものが売れるようになってきました。

しかし、レミアムフードと言われる高価なナチュラルフードにも、不明な点が残されたままです。

この記事で幾つかの不明な点を紹介するので、積極的にメーカーに問い合わせて安心できるキャットフードを食べさせるようにしましょう。

ナチュラルフードが最も人気がある

次のような表示のあるキャットフードに人気があります。

  • 効果・効能をうたっている
  • 安全性を強調
  • 人のレベルの原材料
  • 化学薬品無添加
  • 酸化防止剤無添加

ナチュラルフードの問題

しかし、ナチュラルとはいっても、曖昧な言葉です。オーガニック認証のキャットフードは別ですが、単にナチュラルをうたってるだけなら次のような問題がある「ナチュラルフード」もある事を意識して下さい。

  • 販売者さえ原材料の詳細を知らない問題。(工場の中を見た販売者はいない。)
  • レンダリングの問題(家畜解体の残存物の加熱処理)
  • 残留化学薬品・残留農薬の問題。

レンダリングの問題

キャットフードの原材料と関係しますが、アメリカのペットの死亡原因で最も多いのは安楽死です。

日本では安楽死は考えられないのでピ、ンと来ないかもしれません。問題は安楽死に使う薬品が「バルビツール」ということです。バルビツールは、劇物指定医薬品。神経系に作用し、大量投与で重症心不全や呼吸停止の副作用が分かっています。

バルビツールで安楽死した犬猫の肉骨粉や油脂分」を使ったキャットフードを、愛猫に与えた時の害を想像しましょう。その点でレンダリング工場の多いアメリカ製造のキャットフードは考えたほうが良いかもしれませんね。

酸化防止剤は必ず必要です

ところで、多くのドライフードのキャットフードは、無添加、一切の人工添加物は入れていませんと表示しています。

かなり良心的なドライタイプのキャットフードでも酸化防止剤は入っていないと表示されていますが、実際には入っていないと却って危険です。

というのは、脂肪分が入っている以上は酸化防止をしなければ直ぐに食べられないキャットフードになってしまうからす。どのような酸化防止剤が入っているのかが重要です。

このあたりをあえて記載せず、酸化防止剤不使用と表示していても、有毒なBHTやBHAなどを使っていないという意味であって、ビタミンCやビタミンE等の酸化防止剤を使わざるを得ません。

安心できるキャットフード

まとめ

原材料表示は80%ですみます。だから残りの20%には、筋肉以外のレンダリング処理をした動物油脂や肉骨粉や内蔵、癌、汚染された部分などが使われている場合があります。

また、酸化防止剤はキャットフードに不可欠な添加物です。毒性の無いものを使うことが重要であって、全く入ってなければ消費期限は数日というごく短い期間になります。